前回の記事では本物のExcel時刻表を作りました。
この中でセルの横方向に配列の内容を表示していくために、 $idx = 0
と、変数を宣言して参照した後に1ずつ数を増やしていくという処理を書きました。
ただ、 $idx = $idx + 1
という書き方は若干の煩わしさを感じてしまいますよね。弊社エンジニアの間でも話題となり、新しい機能として実装することとなりました。
カウンター
#set($idx = $Numbers.counter())
としてカウンターオブジェクトを生成した後、 $idx.next
で参照する度、 0, 1, 2, 3, ...
が得られます。C言語等の後置インクリメント相当の動作になります。
これを利用すると、
という簡潔で直観的な表記で済みます。
カウンターを使用したExcel時刻表のテンプレートとデータはこちらからダウンロードできます。(すでにカウンターは利用可能です)
関数としては、
$idx.current
: 現在の値を参照$idx.next
: 値を参照した後にインクリメント(後置相当)$idx.prev
: 値を参照した後にデクリメント(後置相当)$idx.increment
: インクリメントした後に値を参照(前置相当)$idx.decrement
: デクリメントした後に値を参照(前置相当)
が利用できます。
日夜アップデートしてます
Docurainはもともと、弊社が受託開発で使用するために作成したライブラリの一つでした。弊社エンジニアが実際に使い続けた経験をフィードバックして成長しており、今後もそれは続きます。
個人的には「良いソフトウェアシステムを開発するにはまず自分自身がユーザーでなくてはならない」との考えを持っていますが、Docurainはそれを地で行くサービスとなっております。
最も生産性の高い帳票エンジンを目指して日々開発しています(現段階でもかなり高い生産性を誇っていると自負していますが)ので、気になった方は是非公式サイトからユーザー登録してお試しください。