Docurain Labo

Docurainサービス開発日記

はじめましての記事

はじめまして。DocurainというWebサービスを開発している由利と申します。 ネットではwithpopという名前で長いこと活動してきました。

最初の記事なので簡単にここは何のブログなのか・何を書くのかなどを説明していきたいと思います。

Docurainとは何か

帳票作成サービスです。

帳票というのは、請求書や領収書など、「紙に印刷して使用することを想定した書式の出力」です。わかりやすく言うと、表やグラフなどのリッチな表現でPDFやExcel、画像などをレンダリングし、出力する処理一般を指します。

Docurainが提供するサービスをごく簡潔に説明すると、「Excelで作成した帳票テンプレートにデータ(JSON, CSV, 他)を差し込みPDF/Excel/画像として出力」するサービスです。

誰でも使い慣れたExcelでデザインし、かつExcel内にテンプレートエンジン的な機能を取り入れたことで柔軟な表現を可能としたところが売りです。その売りを紹介するというのがこのブログの一つの目的です。

書くこと

  • Docurainサービスの紹介
  • Docurainの使い方やTipsの紹介
  • Docurain開発中で学んだ技術やサービスなどの紹介
  • Docurainを利用した事例やサンプルなどの紹介
  • DocurainやExcelを利用した何か面白いことを配信

ただの技術ブログや開発ブログじゃなくて読んでいて面白い、笑えるような記事を書くことを目指しています。

書く人の自己紹介

由利 誠と申します。2019年時点で34歳児です。

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withpop

こういう自画像?で活動してきました。

もともとメーカーで働いており、原発、医療、SIerっぽいことなど、雑多な領域でプログラマをやってきました。C#, Java, Kotlin, Scala, JavaScriptあたりが得意です。C, C++, Pythonあたりも打てますがそこまで得意じゃないです。Excel VBAは好きじゃないです。

子供が2人います。

書いている人のDocurainへの思い

メーカーを辞めてからDocurainの開発にJoinし、コアエンジン以外のほぼ全ての開発に携わってきました。

Docurainは私がメーカーを辞めたきっかけとなったシステムです。私が帳票開発で悩み、苦戦していたところを有るべき姿で実装していると感じました。

日本は紙文化が根強く残っており、時にそれは撲滅させるべき対象として語られます。少なくとも、ITの普及と推進によって紙は完全に無くならないまでも主流にはなりえないでしょう。今はその過渡期にあります。

しかしながらその過渡期は、「帳票出力を楽にする」というビジネスが成り立つ程度には長く続くと我々は考えています。しかしながらこの、「いずれ滅ぶことが予想されている紙文化」という考えが、残念なことに帳票出力という分野において技術革新を阻んできた要因だと考えています。

紙文化はいずれなくなると予想されていますが、未だなお続いています。だから、みんな「面倒だけど必要な作業」という位置づけで仕方無しに作っているのが大まかな現状と言ってよいと思います。

ただ、ネガティブなことばかり書きましたが、紙で出力したほうが圧倒的に分かりやすい場面というのも存在すると考えています。 紙という物理媒体を手にして、そこにペンやマーカーでアナログ的に書き込み、それを保管してデスクに並べて眺めるという行為には、タブレットやマルチタッチディスプレイでは代替できない何かが潜んでいるとも(個人的には)感じています。

いずれ無くなるがそれは明日や来年ではない。それに紙が必要になる分野が無くなる事はない。だから我々は帳票出力を楽にすることに価値を感じます。

帳票出力はオシャレでセクシーな技術ではないですが、必要とされています。

帳票出力を簡単にして本業に集中してもらえればみんなが少しずつ幸せになるだろう。それは小さいかも知れないけど、集まれば日本のIT業界の生産性を押し上げることが出来るだろう。と、そういう思いで日々開発を行っています。